ヴィクトリアンスターリングシルバーのティーポットです。ヴィクトリア時代の幕開けを象徴するようにボディを飾る扇状の膨らみにスクロール紋様や花びらに緻密な細工が飾られ表面からも側面からも優雅なスタイルです。フット細工にご注目ください。フットの半分ほどまでティーポットの底面が深く仕上げられています。容量&重量バランスを考えたスタイルと思われますが持ち上げた時の絶妙な安定感はこの造形に表れているようです。ティーポットという工芸品でありながら芸術的な装飾を施す自由な発想と未知なる挑戦とも感じさせる想像力はヴィクトリア初期の銀器の魅力です。Roberts&Slater
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