Part1. ヴィクトリア女王全盛を象徴するザ・ランドマーク・ロンドン
Part2. KOTETSUのクラシカル・ティータイム
Part3. KOTETSUのワンポイントレッスン

「Marylebone Roadに面し、クラシックなゴシック建築がひと際目に入るザ・ランドマーク・ロンドンは、おりしも1899年グレート・ヴィクトリア鉄道駅に隣接するグレート・セントラル・ホテルとして開業しています。ロバート・ウィリアム・エディスの設計したゴシック建築はイギリス中が産業革命による発展から鉄道網の充実を背景とし、駅舎とつながるようにホテルの入り口を設けたことからもイギリスの全盛を象徴するかのようなホテルの誕生でした。 その後、第一次&二次大戦により様々な変化を辿りながらも、再びホテルとしての復活をとげる事になるのですが、当時の設計を再現のみにとどまらず利便性にも気を配ったホテル機能の充実を感じました。」
それでは、アフターヌーンティーの予約をしております「ウィンターガーデン」へと向ってみましょう。 ひろーーいエントランスですが、何処何処??迷子になりそう??素直に表示に従って歩いているのですが??? そこに、にこにこホテルマンが駆け寄り「どちらをお探しですか?」「あの〜アフタヌーンティーを!」 「はい、このまま先に行かれまして左側です。どうぞごゆっくり」 そのまま言われる通りに行きますと「明るい中庭」、天井の陽光が降り注ぐなか、ラウンジ・マネージャーらしい 方に名前を伝えますと、さっそく席へと案内してくれました。

メニューを拝見しながら、いつもの通り「トラデショナル・アフタヌーンティー」をオーダーします。 そして、紅茶はアール・グレーをひとつ、さらにリーフのメニューの中にレモンティーを目にしましたのでオーダーしてみることにしました。 ほんのりですが、レモンの香りが漂うブレンドティーでした。さらに、ケーキスタンドの一番上には暖かいまま頂ける様にと「スコーンを盛り付けたディッシュに保温性のあるドーム型カバー」が被せられています。
ケーキスタンドの一番下には各種サンドイッチ&キッシュがアレンジされています。サイズも程よく、しかもこちらのプレートは一人分用です。
最近はシャンパンをオーダーするメニューが登場していますので、アルコールにもあうようなサンドイッチを工夫されているのでしょう。
次は一番上のスコーンを頂きます。
大きさもほどほどで、食感もボソボソ過ぎずちょうど良い甘みで作られています。 フレッシュストロベリージャムも滑らかな仕上げです。やはりフレッシュが一番です。

最後のスィーツ諸々も非常に洗練された甘みでした。 これは、昨今のロンドン情報のなかでは喜ばしいことです。
よくイギリスのお料理に美味しいものは無いと言われておりましたが、それは大間違いです。 最近ではイギリス人のグルメ志向が高まり、特にホテルのレストラン部門は新たな改革を目指す傾向が見られますので、本当に美味しくなりました。

すっかりくつろいでしまった中庭でのサマーティータイムも少々名残惜しい気分ですが、気分をかえてホテルの施設を拝見することにしましょう。
1986年に日本の企業がこの建物を購入しホテルとしてリニューアルされた後、1995年からはザ・ランカスター・ ランドマーク・ホテル・カンパニー社がホテルを購入すると同時に名前も現在のザ・ラウンドマークに変更されました。中庭のウインターガーデンとは対照的に、出入り口やコンシェルジェデスクを見ますと当時の面影を感じる雰囲気を感じれらることでしょう。アクセスの面でもMerylebone駅が目の前にあって、とても便利です。 そして、帰り道は迷うことなく地下鉄へGo!でしたが、週末の金曜日から始まる恒例?地下鉄トラブルのお陰で10分ほどで戻れる道のりを1時間かけて戻りました?! やはりロンドンタクシーで帰るべきでした。


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イギリスのそれぞれの時代の流れを追っているうちに、いくつか同じ時代のティータイムグッズを揃えられる ラッキーチャンスがございます。 そこで、今回のKOTETSU流ティーセッティングはリネンのクラシックな紋様をいかしながら同時代の銀器を コーディネートしました。 不思議な事に、そこには気が付かないハーモニーがあるように思います。 どうぞご覧下さいませ。

もちろん、時代にこだわらず主流となるデザインに協調性をもたせたセッティングも素敵なコーディネートです。 ティーサービスセットにはサルヴァが、そしてティーキャディも、さらにティーキャディスプーンもさらに ブレッドバスケット・フルーツバスケットとティータイムの役者さんがたくさん揃っていきますでしょう。

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ティータイムのセッティングには「紅茶のマメ知識」が必須です。 そこで、アフタヌーンティーを過ごす時に必ず選ぶと言っても良い「アール・グレイ」のお話をご紹介しましょう。
すでにご存知の方がたも多いことでしょうが、トワイニングは今年で創立300年を迎えます。1706年に紅茶販売を始めてから2006年まで、確かに300年目とは長い年月「独自のブレンド」を紹介していることになります。
画像は「トワイニングのアール・グレイの紅茶」です。 パッケージのお顔がお分かりいただけるかと思いますが、アール・グレイの創始者としての由来があります。 このお方、アール・グレイの始まりとなった二代目伯爵(アールは伯爵つまりグレイ伯爵です)は英国に歴史の残る 名首相でした。 その伯爵が中国に特使を送った際、その特使が危機に瀕した中国人の命を救ったことから、義理堅い中国人は 特使ばかりではなく、グレイ伯爵首相にもお礼を送られました。 そして、そのお礼とともに一緒に香りのよいベルガモットの花の入った紅茶が贈られたのでした。 さらにそのお茶のブレンド法を綴った巻物も添えられていました。 さっそく伯爵はロンドンの紅茶商人に頼んで、そのブレンド法で紅茶を作ってもらいます。 当時は上流階級の人たちの間でしか知られていない紅茶のお味でしたが、その後紅茶商人「トワイニングが アール・グレイの商標と販売権を得たことから、現在のトワイニング社のアール・グレイとなって伝えられています。
通常アール・グレイと申しますとブレンド紅茶のひとつの名称です。 そこで、フォートナム&メイソンで出されているアール・グレイのブレンドとは別に「アール・グレイ・クラシック」を 紹介していることを発見しました。 「ロイヤルブレンド」を好む我が家としては、他の銘柄にあまり興味を持たなかったもので、つい最近気が付きました。 そこで、ブレンド方法を調べてみますとチャイナ&セイロンティにベルガモットエキスをブレンドと表示されています。 もちろん、「アール・グレイ」も別ブレンドとして紹介していますが、そちらにはベルガモットの他にも色いろな香りをブレンド していると説明されていました。 つまり、クラシックの方がより「当時のグレイ伯爵が中国人からお礼として伝授されたブレンド方法に近い」ということに なります。

これは私の想像ですが、トーマス・トワイニングがグレイ伯爵から譲りうけたアール・グレイのブレンド方法を フォートナム&メイソンにおいては独自ブレンドのアール・グレイとともに紹介しているのが「アール・グレイ・クラシカル」 ではないのか?と思います。 そこは紅茶商人、300年たっても特許&オリジナルは尊重されている姿勢なのでしょう。 どうぞ、ティータイムの紅茶選びもそれぞれのブレンド法を調べられながら、はたまた紅茶産地の茶葉を選びながら ティータイムを楽しまれて下さい。
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