Part1. コッツウォルズの村々を巡るティールーム
Part2. ティ―アーンを囲みながらのティータイム
Part3. マダムおススメ〜バスケット&コンポートでフラワーアレンジ


英国の中でも魅力的な風景に包まれた
オックスフォードシャー・コッツウォルズ。

ロンドンを離れコッツウォルズの村々を訪れるならば、緑が深まり花々の咲き誇る季節の頃が最高です。ハチミツ色と言われるこの地方で採れる石灰岩=ライムストーンも地域によって表情が違い、壁や塀の色が 白色から黄金色へと変化する村々の景色も魅力のひとつです。

マーケットや広場を歩きながら、ふと目にした小さな村の路地に見える風景。まるで「一枚の絵」のようです。
グロスターシャー・フェアフォードに15世紀からの建物をホテルとして残されているThe Bull Hotel。当時は商人や貿易商が集まったとされるホール&オーク材の梁や傾斜屋根&古い馬小屋から当時の面影を感じます。新鮮な地元の食材を豊富に取り入れたアラカルトメニューからマス釣りや田園をツーリングで過ごしたい方々へのランチバスケット等のリクエストに応じ、まさに古代?コッツウォルズの穏やかな雰囲気を満喫させるホテルです。

ローマ時代の街道沿いの街。標高約250メートルの丘にありますストウ・オン・ザ・ウォルドを目指したティーショップ。「Ann Willows TeaRoom」その名のごとく、Willowsパターンの器を用いてのおもてなしです。
ランチタイムの「おススメのスープメニュー」から濃厚なクロテット&ストロベリージャムで頂く「クリームティー」は 暫しのんびり〜とお茶の時間を過ごすティールームに最高です。

コッツウォルズにステイするならば・・・・ガーデンの美しいホテルで過ごしたいもの。ここでは、ロンドンで味わえないカントリーサイドで過ごす豊かな時間の流れを感じられます。
英国人はカントリージェントルマンこそ紳士中の紳士と言われます。この言葉にはイギリス独特の田園文化を意味し、かつてのイギリス貴族たちが自らの土地にマナー(荘園)を 造り、そのマナーの中にマナーハウスと呼ばれる邸宅を建て住んでいました。一年のほとんどの時間を過ごし、ロンドンの別宅と言われるタウンハウスは社交界での愉しみ等に使われ、生活の中心はカントリーハウスで過ごすという〜この生活スタイルが現代もイギリス人の理想とされている所以です。都会での仕事を離れた後、田舎に家を建て田園生活を楽しみたいと願う〜イギリス人が常々持ち続ける夢こそが、現代へと英国田園文化が育った経緯です。

その中でもマナーハウス&庭園は絶対に切り離されない必須アイテムのようです。そんな田園文化を味わえるようにStowLodgeHotelの手入れの行き届いたガーデンでのティータイムは 少し肌寒いと感じる風さえも、心地良いそよ風のようでした。
村々にはオーガニック食材のマーケットから、牧草地には羊の群れ、数百年前から村に佇む教会と、まるで時が止まったように〜とは言えませんが、古き建物&風習を守り続けるイングランド精神はのどかな コッツウォルズに息づいています。
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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

イギリスの古陶磁器リッジウエイ・プレートとベイトマンスタイルのティーア―ンを囲んでのティータイム。 英国ではお茶の道具も様々な用途に応じ、数多くの銀器が作られました。 その中のひとつ。効率の良さを追求しスターリングシルバーで仕上げられましたティーア―ンに 熱々の紅茶を注ぎ淹れ、さあ〜お茶の時間の始まりです。


イギリスのガーデンフラワーを緻密な筆さばきで描いたリッジウエイのプレートに合わせたアンダープレート。 ベージュボーダーに抑えた金彩プレートを組み合わせてみます。 センターラインを刺繍で飾ったアイリッシュリネンのクロスとクラシカルなモチーフ装飾が引き立つマイセンの フラワー紋様を描いたカップ&ソーサーを重ね、レディ・ティータイムのセッティングです。 カトラリーにはマイセンのフラワー紋様で飾られたナイフレストを添え、お招きセッティングに〜ひと工夫です。

プレート&カップ&ソーサーをセッティングした後、最後にケーキバスケットやオーバルディッシュに フラワーアレンジを飾り付け、テーブルセッティングを華やかに演出です。 スクエア・スタイルのバスケットはまるで〜花籠のように可愛らしく仕上がりました。 大き目のドレスデンのオーバルディッシュをキャンパスにし、低めにアレンジしたコサージュ スタイルのアレンジもテーブルでは十分楽しめるフラワーアレンジです。 お菓子がテーブルをたくさん埋め尽くされた時には、フラワーアレンジをサイドテーブルに移動させ、 ゲストの方々の視線を妨げる事無くセッティングされる事も大切なポイントです。
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英国古陶磁器のひとつ、金彩ジュールと窓模様を飾る風景画が実に気品高く仕上げられましたコールポートの プレートに色重ねを楽しむようにホルダー付きカップ&ソーサーを重ねてみます。
するとコールポートのコバルトブルーの上にイエローカラーが映え、テーブルの上をより輝かせるようです。ティースプーンの細工に重なるティーキャディもサルヴァの上にセッティングし、レースナプキンに重ねた キャディスプーンとの花紋様がとてもおしゃれです。
ガラードのバスケットには季節のフレッシュ野菜をアレンジしたサンドイッチ、スクエア・バスケットには 軽く指で摘まめるスィーツを色とりどりに.盛り付け、サルヴァにはハート型ケーキを数個ほど並べてみますと・・・。 あらあら・・・瞬く間にテーブルの上はイングリッシュ・ティータイムの始まりです。
最後にテーブルを飾るフラワーアレンジとして、程良い高さの星型のコンポートに色合いを抑えたフラワーブーケを華麗に仕上げてみました。バスケットでもコンポートでも銀器は様々な顔に変身。どうぞ〜その魅力をご自分のアレンジ&センスで色々な物語を仕上げては如何でしょうか。
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