ウィーンのロブマイヤー・アンティークグラスです。1823年に設立された19世紀後半の代表的なガラス工房ロブマイヤーは数々の万国博覧会にて多大なる評価を得ることにより、その装飾的なガラス技法の名を知らしめました。この度のシャンパングラスを始めとしたテーブルグラスは二代目ルードヴィヒ・ロブマイヤーが1862年ロンドン万博に出品した時のルネッサンス・エングレーヴィング紋様を取り入れ作られたセットです。しかも18世紀のボヘミア地方に伝わる伝統的な紋様を創業者ヨーゼフ・ロブマイヤーが残したデザイン画から作られたテーブルグラスセットです。ロブマイヤーのカタログ文献にはPrince
of Liechtensteinへのプレゼントと記され、最も華麗なカリクリスタルの特性でもある光の屈折度を考慮した、精巧なカッティング技術&繊細なコパーウィール・エングレーヴングを活かしたシャンパングラスです。
Lobmeyr
※「アンティークシルバーのある暮らし」79ページに紹介しています。
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