上手ハンドルをスイングしますと花かごになります。 雪が解け春の花々が咲き乱れる頃、バスケットを片手に花かごに いっぱいの野の花をアレンジされるのも素敵でしょうか。 ケーキバスケットと一言では言えないほど実にレースのような繊細な モチーフ飾りや緻密な装飾技法などなど。 サイズも様々に同じデザインでありながら工房が異なる仕上げなどなど。 当時の流行に合わせて銀器も顧客様のリクエストに応えたのでしょう。 ロンドン1912年JosiahWilliams&Coが手掛けた上手ハンドル付きの ケーキバスケットはボートシェープのように前後左右を立ち上げ ピアッシング紋様を軽やかにレースのように仕上げています。 左右の立ち上がり部分とハンドルの立ち上がり部分を前後左右にくるりと 巻き上げた装飾がスコーンやフルーツなどを優しく包み込むように お茶の時間の優雅な器合わせを演出してくれます。 スィーツと限らずフローラルアレンジにも似合うケーキバスケットです。 ちなみにパリのお土産に買い求めましたSEBASTIN GAUDARDの 可愛いマロングラッセを二段に積み重ね午後のお茶時間にします。
明日から四月ですが札幌は今朝も路面に真っ白に成るほど雪が ぱらりと降り積もっていました。 そろそろ冬タイヤから夏タイヤへとタイヤ交換を予約しましたが 4月に入っても雪が降り積もるのでは? 手稲山も雪雲に隠れ、まだまだ残雪が残っています。 各地で桜の便りを拝見していますが札幌はまだ空気が冷たいです。 宿り木をモチーフにしたフレンチシルバーのミニトレーとパソワールを フランスのディーラーさんが「僕のコレクションなんだけど・・・・」と どちらもParisのメゾンCharlesMuratが手掛けた宿り木モチーフを パリへ持って来てくれました。 とっても嬉しいの一言では言い表せない感謝の気持ちです。 パソワールはティーポットの注ぎ口に差し込み、注ぎの角度に合わせ バスケットの底面に細工された注ぎ穴からティーカップへとゆっくり 注ぎ入れるティーストレーナーです。 注ぎ口に射し込むワイヤーはバネのように左右に広がりますので スターリングシルバーでも陶磁器のティーポットでも便利な仕組みです。 ロンドン1867年FrancisHigginsIIのシュガースプーンもVineパターンを より緻密により巧に仕上げたハンドル装飾とスプーンの裏面を飾る 技法にいつも感動します。 Vineパターンを手掛けるフラットウエアのなかでもより緻密により丁寧に 茎&蔓の編み方を仕上げています。 シュガースプーンらしい縦長のスコップ型ボウルには飾りイニシャル文字と うっすらゴールドギルドが薄れているほど愛用されてシュガースプーンです。
アンティークのステーショナリーグッズは魅力的です。 以前、フランスのアンティーク巡りでは必ずステーショナリーを 紹介してくださる叔母様が私達を待っていてくれましたが リタイアされましたので、また新たな出会いに 「出会うといいなぁ」と 思っていますとマイセンのインドの華シリーズの可愛いインクボトル 二個が窪みを持たせたトレーに愛らしく並んでいます。 しかも大好きなピンクのシリーズで仕上げられ愛らしい蓋摘みを 指先で持ち上げますと「この摘み!」がとても持ちやすく丁寧に描いた 松ぼっくり紋様も愛らしいです。 ゆったりトレーにペンを合わせレターを書き上げませんか。
毎月、私達二人で季節のテーブルセッティングをご指導いただいて おります「G様の素敵なテーブルセッティングの二つのレッスンを まとめたテーブルトーク・ゲスト様編」のご紹介です。 かなり画像数を抑えましたので全容をお伝え出来ないことが残念です。 虎徹の創世記から、お付き合いいただいておりますG様とご主人様 いつもレッスンをご一緒させていただく生徒様と一緒にクリスマスの 「冬の幻想曲」をテーマに素敵なセッティング&お正月の習わしを レクチャーいただきました迎春のテーブルを欲張りにも一緒に ご覧ください。 いつもレッスンを受講したあと、お料理上手のG様の手料理を味わい セッティングされた器に合わせたお料理の色合わせやバランス等など 綺麗にテーブルを飾るセッティングから一歩二歩進めて五感を最大に活かした レッスンを受けさせていただき様々な気づきに感動しています。 春爛漫のティータイムセッティングに欠かせない英国の上質な リネン&フローラルレースをMarcheページにご紹介しました。 どうぞご覧くださいませ。
清々しい春の陽射しに包まれました。 外に出ますと、ぴりっと顔に吹き付ける風がまたまた? 冬将軍を連れてきたの?と思うほど氷のような冷たさですが 陽射しはすでに春です。 桃の節句=雛祭り=上巳の節句 デパ地下に立ち寄りますと、すでに予約されている雛祭りケーキが ショーケースいっぱいに並んでいました。 思わず?立ち止まりましたが、連日のように桜餅から引千切と 雛にちなんだお菓子をいただいていますので小さな小さな 桜餅でティータイムです。 5月に開催します大阪での「マナーハウスで繰り広げられました お茶会のお誘い」を早々にお葉書にてご案内します。 お越しいただけます皆様、お電話&メール等々にてお問い合わせ くださいませ。 ご予約を承りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。
フレンチシルバーのMaisonのなかでも独特のセンスが際立つ CardeilhacのMinervaFirstで仕上げたデザートスプーン&フォーク セットをイングランドの薔薇を描いたデザー プレートに合わせます。 フランス式のテーブルセッティングではテーブルカトラリーをふせて セッティングしますので、その際に目に留まるハンドルの流れるラインに フォーク&スプーンの繋ぎ目を美しく飾られた先史いらいの聖なる 花とされますフルール・ド・リスを左右対称に裏面を模りハンドルの トップにはLBの美しいモノグラムを飾っています。 デザートスプーン&フォークのスマートなロングハンドルを持ち上げ ますと指を掛ける時の力加減が英国銀器にみられますティータイムに 多く目にしますマザーオブパールハンドルにフォークを合わせた 軽いスィーツに対応される対応力に比べ、ハードなタルト系から パイ地などなどに対応する理想的なデザートカトラリーです。
英国ダヴェンポート窯のシェルディッシュです。 二連薔薇を連ねたピンクローズの薔薇の花びらが幾重にも重なるように 丁寧に描いています。 薔薇の葉を金彩で描き、縁取りのシェルラインにも金彩を重ねて シェルのひだを造形的に仕上げています。 深みを持たせたシェルディッシュの中心は円形に仕上げ、その回りを 囲いこむよう二連薔薇が鮮やかに浮き上がっています。 金彩の縁取りは少々擦れが見られますが薔薇の表情や内側の 円環紋様に思わず目がとまります。 一緒に英国陶磁器の二連薔薇のトリオセットを合わせ華やかに 二連薔薇尽くしのティーテーブルに仕上げませんか。
雪解けにはまだまだ早いのですが、先週一週間で降り積もった 雪山がざくざくと足を取られる程、巨大なシャーベットの上をふらふらと 歩いている気分です。 幹線道路を外れた細い横道など、車がすれ違うタイミングをお互いに 合図をしながら譲り合いの精神で行きかいますが、不慣れな方は 対向車とのすれ違いが上手に出来ず、どちらが先に進んでよいのですか? 車の運転もお互いに譲り合いの精神と「お先に!どうぞ」のアイキャッチが 大切です。 午後のお茶時間にお誘いを受けた時にもお誘いを受けたマダムの気持ちと お集まりの皆様との相久しく楽しい時間を共有する気持ちをを忘れずに 過ごしていたのが英国のヴィクトリア時代に習慣となったお茶会でしょうか。 5月に予定しております「優雅なるヴィクトリアン・ティータイム」をテーマに 19世紀のヴィクトリア時代を再現?したティーケトルを合わせたサーヴィス スタイルをお披露目し様々な当時の午後のお茶に使われたヴィクトリアン スターリングシルバーのスタイル等などをお披露目&レクチャー等々を 今年も大阪のスミッティこと田中純幸様のティーサロンにて開催します。 日程は5月21日、22日、23日11:00から12:30(ティータイム)です。 5月の大阪へ出向きます機会に虎徹セレクトアンティークを目にしたい& 実際に手に取ってみたい皆様&お茶会にご参加できない方々へも 虎徹セレクトアンティークをご覧いただけますように ティータイムの後13:30から16:00まサロンにて、ご覧いただけますように 美味しいお茶とプチスィーツをご用意し皆様のご参加を心よりお待ちして おります。 お茶会のみに参加します&午後からの展示等々に立ち寄りたいです等など ご遠慮なく、お問い合わせくださいませ。
陽射しがポカポカと春めいています。 薔薇の花々を凹凸紋様で飾られたパンチボウルにフレッシュな 博多のあまおう&愛知の愛きらりを一緒にいちご尽くしで飾ります。 英国スターリングシルバーのロンドン1907年刻印が印され GeorgeEdward&Sonsが手掛けたパンチボウルです。 通称ローズボウルと呼ばれフラワーアレンジのベースに用いたり 晩餐会で用いられます大きなカクテル等を合わせたパンチボウルです。 浮彫り紋様をゴージャスに仕上げたスタイルやピアッシング装飾等など サイズもビックサイズから小ぶりのタイプなど様々なスタイルを目にします。 こちらにご紹介しますローズボウルは大輪の薔薇の花々を浮き上がらせ Cスクロール紋様を重ねたうえに、台座部分にも単弁の薔薇を愛らしく 飾っています。 真上もしくは側面からご覧いただますとボウルの縁取りをくるりと巻き上げ 軽いフリンジ仕上げがファンシーな雰囲気を醸し出しています。 すらりとした 二段のダムウエイターにフルーツアレンジを用意され 午後のティーパーティーに合わせませんか。
スタイルを極めたチェスター1900年GeorgeNathan&RidleyHayes のティーサーヴィスセットです。 蓋の周りをぐるりと粒揃いのベビーパールで縁取りハンドルを繋げる 上下の繋ぎ目部分にも小さなビーズでぐるりと縁取られています。 ネオクラシカルスタイルを基本としたティーポットの上部を飾る蓋摘まみ ボディには薔薇のフェストゥーンは大輪の薔薇を中心に左右へとミニローズ を重ね、それを束ねるようにトップにリボンで結びあげた可憐な 装飾です。 さらに台座へとキュッと絞り込むようにシェルラインで飾り正方形の台座 へと円柱ラインを美しく仕上げています。 軽くハンドルを傾けるだけでお茶を注ぎ入れるバランスも美しいです。
マイセンの艶やかな白磁に浮き上がる浅い浮彫り装飾を施した 地模様の変化を並べますと縦格子紋様から斜め格子文様。 さらに角杯に似たデザインに籠目を絡ませた複雑なロココ調の 曲線地模様へと変化する様子から「一言で地紋様では語れない デザインの変化」を愉しめます。 マイセンのケンドラー時代から続く手書きの花々を引き立たせる 美しい造形です。 それに劣らぬ英国ヴィクトリアンスターリングシルバーの ロンドン1892年WilliamComyns&Sonsが手掛けた長さ20pほどの ボンボンサーヴァー ボウル部分からハンドルへとロカイユ紋様に薔薇のブーケを中心に アカンサス葉の見事な意匠技術もマイセンを引き立ててくれる サーヴィングスプーンです。 ラデュレのマカロンをコロコロとサーヴです。
今週は北海道の冬らしい石狩湾低気圧が札幌周辺を覆い被さり 冷たい寒気が入り込んでいます。 暖冬と言われていましたが、一気に冷気に包まれシャーベット状の 路面や歩道がツルツルとスケートリンクになりました。 転倒しやすい路面は何かにしがみつきたい?のですがスリスリと足を 上げずに歩行し続けるコツ、これも北国に住む者にとっては当たり前 ですが旅行で訪れた方々は、その一歩でツルリとバランスを崩されて いますので、冬の札幌へお越しの際は「どうぞ最初の一歩をすり足で」 踏み出してください。 マイセン・ローズとして知られています大輪の薔薇やドイツの花を 描き小花を散らしたように天から降り注ぐように。 小さな昆虫とともに描かれたC1860-1880年マイセンの 通称「小花散らし」の直径240mmのディナープレートです。 さらに縁取りを飾る浅い浮彫り装飾もケンドラーの時代から長い伝統を もつマイセン独特の意匠でザクセン選帝候の厨房を預かっていた ブランケンシュタイン伯爵の需めに応じ1741年ケンドラーの助手を 勤めたエーデルラインがデザインした「ブランデンシュタイン」と呼ばれる装飾です。
今年は積雪が少ないわ!と喜んでいましたが、雪の神様は そんな簡単には立ち去らないようです。 日曜日から降り積もった重たい雪が例年以上の積雪となった とのこと。 時折、小雨まじりの雪が降っていましたので雪像が 崩れない事を願っています。 今年のように雪が降ります様にと願う年はないのでは? 今年も虎徹のバースディ企画にご賛同いただき有難うございます。 お届けの準備に追われておりますが、皆様からのリクエストに 感謝申し上げます。 気持ちを新たにマイセンお得意のケンドラーの時代以来の長い 歴史を持ちます独特の意匠と言われます斜格子の編み籠風文様の 両側に点を打った12の四角い格子が白磁に浮かび上がる縁飾りに マイセン・ローズを描いた側面を立ち上げたコンポートです。 1741年ケンドラーの助手を勤めていたエーベルラインがデザインした 直線ラインから優雅な曲線に変わったロココ風の縁飾りです。
冷蔵庫にストックするフレッシュ野菜のお買い物へ出かけ ますと野菜コーナーに愛らしいお花がたくさん。 思わずヴィクトリアンスターリングシルバーのフローラル ディッシュと英国Couldon窯のパンジー&ローズ紋様の ティーカップにもアレンジです。 農薬を使わず口にいれても安全なエディブルフラワーを ティーカップに合わせお茶の時間にも目を楽しませる? ティーカップに描かれた花紋様と一緒に花合わせです。 虎徹のバースディサプライス企画へのお問い合わせを有難う ございます。 いつもは厳寒期ですが、すでに春らしい陽射しに包まれ梱包 作業もコツコツ進んでいます。 まだまだ期間中ですので何なりとお問い合わせくださいませ。
太陽の陽射しで金彩ジュールが眩しく見えるかと思いますが テーブルクロスやティーナプキンに合わせますと落ち着いた 上品なゴールドギルドの風合いを楽しめます。 やはりデザートカトラリーはフラットウエアの一番のお気に入りの シルバースミスFrancisHigginsUが手掛けた ゴールドギルドを施したデザートカトラリーを合わせます。 テーブルナプキンにはシルバーグレーのリネンに金糸の刺繍を施した ジャポニズム風のモチーフがロイヤルピンクストンとカトラリーを 繋ぐ美しい風景のようなティーセッティングに仕上げてみました。 ティーテーブルの風景をイメージされる時の色重ねやポーセリンと スターリングシルバーの素材感や色合いをひとつのイメージで まとめる時のエッセンス。 それはシルバーであったりゴールドであったりと色々な色が交じり合うなか スパイスのように合わせてはいかがでしょうか。
立春を前に少しづつ春めいてきました。 お買い物途中で立ち寄った花屋さんで見つけた豆の花 スィートピーでは無い? 花開いた花びらの下から、お豆が!顔を出しています。 水揚げをしたあとイパーンにアレンジしてみます。 立派な大きな葉が付いた茎の動きを眺めながらセンターと 三方に垂れ下がるバスケットにも愛らしいお豆の花を重ね ますとティーテーブルが一瞬のうちに春を呼び寄せたようです。 ロンドン1906年WilliamComyns&Sonsが手掛けたイパーン 三方にスイングするバスケットを重ねていますので トライアングルをイメージしたアレンジや宇宙をイメージする まるい円環空間をイメージされますとアレンジも色々な変化を 楽しめると思います。 春めく季節にはお部屋のなかも春を呼び寄せる色合いを テーブルに合わせませんか。
今年は積雪の少ない小正月です。 札幌近郊では大雪に悩まされていますが札幌は積雪が少ないです。 例年ですと北海道神宮の境内を除雪した雪が拝殿前にうず高く盛り 上がっているのですが、 その雪山も目にせず顔に吹き付ける風が 身を切るような冷たさです。 今年もなんとか?虎徹のオープン記念日を迎えられます事に感謝し 御参りしてまいりました。 恒例?一年で最も寒い大寒から立春へと2025年の始まりを 楽しく過ごせます様に日頃の感謝の気持ちを皆様にお届けしたいと 「2025年KOTETSUのバースディセール企画」を小正月から 立春まで開催します。 どうぞ、この機会に日頃からお目に留めていただいております KOTETSUセレクトアンティークにお声をかけてくださいませ。 ご質問等々何なりとご希望にお応えできますように皆様のご参加を お待ちしております。
1789年ジョージ三世から英国王室御用達を受けた最古の 歴史を誇るロイヤルウースターのデザートプレートです。 ブラッシュアイボリー地にロイヤルウースターのペインター達が 色鮮やかな一重咲きのオールドローズやキク科のハルジオンを ナチュラルに描いたデザートプレートと一緒にケーキスタンドに 重ねてみました。 デザートプレートの縁取りを花びらのように模った窪み部分に 合わせますと程よくフィットします。 C.1930年に活動していたシルバースミスが自らのメーカーズマーク JESを印しシルバープレート仕上げのケーキスタンドをしっかりと 作り上げています。 シルバープレート仕上げの掛け方もむらの無い丁寧な仕事で スタンドからプレート三枚をお揃いで組み合わされた重厚感のある ケーキスタンドです。
2025年KOTETSUの仕事始めです。 年末年始はいかがお過ごしになられましたでしょうか。 お仕事始めは週明けの6日からの方々も多いと思いますが あらためまして本年もどうぞギャラリー虎徹をよろしく お願い申し上げます。 札幌は静かに雪が降り積もっていますが記録的な大雪に 見舞われていらっしゃる地域の方々も除雪にはお気をつけて ください。 さらに年末から猛威をふるうインフルエンザにめげず 今年もときめき続けるアンティークとの出会いをご紹介して まいります。 年末からちらりちらりとインスタにもご紹介しております マイセンの勿忘草の小花散らしをご紹介します。 ティーカップ&ソーサーにケーキプレートを合わせたセットと モカポットです。 縁取りを飾る金彩レース紋様が同じシリーズですが 1セットのみティーカップの口径も数ミリ程大きいサイズに 勿忘草の鮮やかなブルーの色合いに葉を金彩で描いたケーキ プレートを合わせご紹介します。