いよいよ本格的なホワイト(雪景色)クリスマスへ向かっています。 しんしんと雪が降り続くなか、ギャラリー内の室温もチルド?に なってきました。 温風式の暖房がフル回転していますがギャラリーのガラス窓は しっかりと冷え込み冷気に囲まれています。 まだまだ身体が慣れませんので、しばし辛い? 寒さにめげそうです。 この時期にヨーロッパで過ごすクリスマスにいつもおススメされます クリスマスティーに必ずスパイスを加えられるのも納得がいきます。 ベースとなる茶葉ブレンドに身体が温まるスパイスを幾つか加え ブレンドしますと香りとともに身体もぽかぽか。 喉を傷めたり熱がありそう?と心配なメッセージをお聞きしますので 寒さにめげずオリジナルクリスマスブレンドティーを処方?薬に 薔薇尽くしのティーテーブルでゆるりと過ごしませんか。 ロイヤルウースターのティーポット&ミルクジャグ&シュガーボウルが 揃ったティーサーヴィスセットにNewChelseaのローズプレートも 加えながらクリスマスをローズカラーで仕上げてみました。
札幌を留守にしていますと「クリスマス前にご紹介したい」と 思っていました花びらサルヴァが届いてました。 スクエアディッシュにHigginsUのスペシャルスプーン等など クリスマスの準備に加えていただきたいアンティークを ご紹介してまいりますので、どうぞお付き合いくださいませ。 ホールケーキを飾るにはヴィクトリアンスターリングシルバーの 直径258mmの中心に合わせますと天使の魔法の光のように 華やぎます。 ロンドン1867年Edward&JohnBarnardの粒揃いのビーズが 花びらシェープの縁取りを飾っています。 サルヴァ面にはフローラルガーランドを幅広く飾り中心部分を ミニローズのガーランドが愛らしくキラキラと浮き上がっています。
今年のクリスマスのテーマカラーは何色にされますか? 日本にクリスマスツリーを飾る習慣が始まったのは第二次世界大戦後の 経済諸々が落ち着いた頃でしょうか。 クリスマスツリーを飾ることから特別なプレゼントを期待する? そんな様々な思いを募りながら過ごした事を子供心に残っています。 去年の12月はロンドンのロイヤルオペラハウスで開催されますバレエ 「 くるみ割り人形」を夏のうちにチケットを手配し鑑賞しました。 半年前にも関わらず既にほぼ完売に近いほどの集客数。 これが連日続くとは驚きです。 会場にはロングドレスをお召しになったマダム達にまじり平服にて後部席 から鑑賞しました。 欧米各地で催されますクリスマスのイベントもケルトの習慣もキリスト圏の 習慣も日本では冬至を迎える心構えのように長い冬の始まりを楽しく 過ごせる風習へと繋がったものと思います。 其々の願いを込めて我が家のクリスマスカラーを何色に? 思い思いに飾り付けることで新しい年を迎える準備をしませんか。
英国Davenport窯のB&Bプレートで午後のお茶にしませんか。 イングリッシュローズを中心に色鮮やかなガーデンフラワーが お茶の時間を華やかせます。 縁取りの金彩で描かれたアイビー紋様と四つ角を飾る窓紋様に モーニンググローリーにピンクローズが愛らしく描かれれています。 B&Bプレートとはお茶の時間に サンドイッチやバターケーキなどを 角皿に盛りつけられたことから B&Bプレートと略しますが 円形シェープのB&Bプレートもございます。 英国陶磁器のティータイムセットにはスクエアのB&Bプレートが2枚 揃えられたセットから円形のB&Bプレートが2枚揃えられているなど ティーカップ&ソーサーにデザートプレートと一緒にお茶の時間に 合わせフードの盛り付けに必要なB&Bプレートです。
ヴェルメイユを施したフレンチシルバーのクラレットジャグです。 ホクシャを浮き上がらせたパートドヴェールの優雅なクラレット ジャグと一緒にクリスマスのティーパーティーです。 バーミンガム1892年Mills&Coの内側にもゴールドギルドを 施したマーガレット紋様が全面に浮き上がるミルクジャグ& シュガーボウル&シュガートングセットを合わせゴールドギルドで まとめます。 手元にはジャポニズムスタイルのロンドン1875年ゴールドギルドと プラチナカラーを組み合わせましたBaenardのデザートスプーンを 添えデザートティータイムセッティングです。 矢羽根紋様のボウルとハンドルを飾る扇と蜻蛉のモチーフが 源氏香図のようにリモージュの金彩小花紋様を引き立て優美な ジャポニズムコーディネートに仕上げました。
ナイフブレードの表面&裏面に蔓草紋様を彫り深く仕上げた シェフィールド1952年にホールマークを申請しましたWalker&Hallの マザーオブパールハンドルのデザートカトラリーセットは 両面にエングレーヴィングを彫り深く飾られるに十分な厚みの あるブレードを合わせています。 ラウンドトップ仕上げのデザートナイフは切り分けにも 程よい切れ味を求められますが、パイ地やタルト地等々にも 切れ味良くお使いいただける十分な厚みとシャープさが魅力です。 ブレードに力を加える時にもマザーオブパールハンドルとブレード& フォークの耐久性が十分に考えられたカトラリーであれば どの様なシーンでも対応することが出来ます。 洗浄時のハンドル繋ぎのクッションに熱湯を掛けないなどなど。 スターリングシルバーのカトラリーがどのようなクッションを施して いるかを確認したうえで適切なお手入れをしていただけますと マイ・カトラリーに相応しい重厚感とマザーオブパールハンドルの ナチュラル感を十分に味わえる万能セットです。
午後の陽だまりの中、フローラルブーケで飾られたスターリング シルバーを幾つか揃えますとティーテーブルのテーマが閃きます。 装飾技法がそれぞれ異なるにも関わらず光輝く魅力的な シーンが 一つ二つと繋げられます。 透かし紋様と一言で表されますが、そのモチーフたるやヨーロッパと オリエントを行き交った文様が見事に側面を飾ったロンドン1905年 JohnHantのデザートディッシュにスィーツアレンジを重ね 小判型のシェフィールド1896年JamesDixon&SonsLtdにフィレンツェの LaVia del Te緑茶をベースにしたレモングラス・ミントにレモンピールを 合わせサンフラワーの花弁が含まれた茶葉を盛り付けます。 香り立つフローラルティータイムをアルハンブラ宮殿でお茶時間を過ごす ようにイメージしてみました。
英国ローヤルウースターお得意のフラワーブーケ紋様を 中心に描いたデザートプレートをテーブルにあわせてみました。 縁取りを飾るブルーエナメルには英国人好みのホワイトエナメル彩で 浮き上がらせたヒナギクが目に飛び込んできます。 そろそろクリスマスカードのセッティングにあれこれ組み合わせを 悩んでいますと、こちらのヒナギクに重なるヴィクトリアンスターリング シルバーのクラレッとジャグ、ロンドン1889年CharlesEdwardsの 透明グラスの縦ラインに飾られた菊の花びらとロイヤルウースターの ボーダー紋様を重ねホワイトクリスマスカラーにまとめられます でしょうか。 只今、思案中です。 ちなみにデザートカトラリーには金彩ジュールに重ねヴェルメイユを 施したフレンチシルバーMaisonOdiotのデザートカトラリーを 合わせテーブルを引き締める雰囲気に挑戦していますが クリスマスよりも新春?でしょうか。
デザートディッシュやデザートスタンドの活かし方は形&姿とともに サイズ感の異なるタイプを幾種類か組み合わせることでお茶時間の ティーテーブルを華やかせます。 同じ大きさの器よりもサイズの異なるディッシュでありながらも装飾技法や 意匠性が似ているタイプを幾つか組み合わせることで統一感と季節や テーマに沿ったイメージを作り上げられます。 舟形ボートシェープの側面を優雅な透かし紋様に縁取り&台座部分 からフット部分へ鋳造仕上げの小花のガーランド紋様で凹凸感を 浮き上がらせましたロンドン1905年JohmHuntのデザートディッシュ 小ぶりながら小判型のシェープにフット部分をゆったり小花紋様のケープの ように台座を飾るシェフィールド1896年JamesDixon&SonsLtdの スモールディッシュを合わせ薔薇のキャンドルで秋の夜長を愉しむ お茶時間にアレンジです。
フレンチシルバーPremierデザートサーヴィングセットです。 1882年から1901年まで工房を立ち上げましたHenryGabertが 手掛けたデザートサーヴィングとともにデザートスプーン12本を ボックスに納められています。 デザートカトラリーセットが収納されています革張りボックスの中央を飾る ゴールドエナメル彩のイニシャルは当時の貴金属商が販売代理店として 特別な顧客様のオーダーを請け負い、 お届けしたデザートカトラリーセット であったと想像します。 革張りのボックスを開けますと長い眠りから覚めた美しくヴェルメイユを 施した サーヴィングカトラリーセットと12本のデザートスプーンが眩しく 輝いています。 スプーンのハンドルを繋ぐ裏面にはロカイユ装飾紋様を優雅に飾り ボウルからハンドルへ立体的な小花紋様でハンドルを飾っています。
マイセンのリーフディッシュを飾る浅い浮き彫り装飾に花々の アプリケット装飾が愛らしいです。 アプリケット装飾も斜め格子紋様もケンドラーの時代から長い 伝統を持つマイセン独特の意匠です。 光があたりますと、その斜格子の編み籠風紋様の両側に点を打った 12の四角い格子から、その両側に無地を繋いだパターンが四方に 繰り広げられる縁飾りはザクセン選帝侯の厨房を預かっていた ブランデンシュタイン伯爵に応じ、当時ケンドラーの助手を勤めていた エーデルラインがデザインしたことからブランデンシュタインと呼ばれた 装飾です。 当初は縦割りの直線的なラインをアルト・ブランディン シュタインと呼ばれ後に曲線的な優雅なラインをノイ・ブランディン シュタインと呼び区別されています。 マイセンのリーフディッシュは曲線的な優雅なノイ・ブランディン シュタインで飾られています。
繊細で華麗なロココ調の絵付けが魅力的なドレスデン窯です。 マイセンに次ぐ磁器窯の町、ドレスデンで1872年頃からテーブル ウエアだけではなく、レース細工の磁器人形や花瓶からオーナ メントなど装飾品にも力を入れた手作業の精緻な細工や絵付けを 多く残した魅力的な名窯です。 幾つかドレスデン窯をご紹介している中でも愛らしいロココ調の フラワーガーランドで飾られましたドレスデン窯の白鳥のソース ボートです。スワンの首を持ち手にしたデザート用のソースボートと 一緒に楕円形のプレートをアンダーに合わせていますので小さな スプーンを添えられます。 デザートにソースを合わせたい時に小ぶりで他のテーブルウエアに 違和感なく合わせられるスワンのデザートボートです。 これからクリスマスをテーマにしたセッティングにもプチアクセント としてテーブルを華やかせます。
秋の夜長は読書しながらティ―ケトルをサイドテーブルに準備し ティータイムにしませんか。 いつでも紅茶に最適なお湯を注ぎいれられる為にティーケトルは ティーテーブルやサイドテーブルの側にセッティングします。 スタンドの後部を固定しているチェーンをゆっくり取り外し注ぎ口の 方向へほんの少し傾けながらティーポットへお湯を注ぎいれます。 ティーセレモニーでも席を外すことなく、手元でティーケトルのお湯を ティーポットに注ぎいれる動作はマダム自らゲストの方々の目の前で 美味しい紅茶をお披露目する最高のおもてなしです。 この動作こそがエレガトンティータイムのおもてなしではないでしょうか。 バナーには油煙の少ないパラフィンオイルを入れ炎を耐えさせず いつでも最適な温度のお湯を保てる状況を整えられる環境こそが おもてなしの極意です。
イングランドの薔薇を描いたコープランド窯のスワンシー ローズ・ティーカップ&ソーサー&ケーキプレートセットです。 薔薇の表情から金彩紋様のコンディションも美しく スワンをイメージした曲線ラインのハンドルとティーカップの 口径を模るシェープラインが美しいです。 1890年から1920年までニューヨーク五番街に輸入代理店 としていた店を構えていたGilmanCollamore&Coのスタンプも印された ダブルスタンプのティーカップ&ソーサー&ケーキプレートセットです。
マーガレットの花が一面に描かれたシュガー入れに シュガートング&ミルクジャグをオリジナルのボックスに 収納されたバーミンガム1892年Millis&Coが無事に 届きました。 オリジナルのボックスのコンディションもとても美しく ヴィクトリア時代から大切に受け継がれていたのでしょう。 しかも内側から外側を全てゴールドギルドで覆い そのコンディションもとても素晴らしい状態で維持し続けたの ですからオリジナルボックスに長く眠りについていたセットでは ないでしょうか。
蓋部分からハンドル&注ぎ口&ボディ全体に輝く星印を連ねた ジョージ三世スタイルを再現したティーポットをギャラリーに 射し込む光のなか、スクエアトレーやサルヴァの上に合わせる だけで荘厳な光に包まれる高貴さを感じるバーミンガム1874年 FrederichElkingtonのティーポットです。 シルバースミスElkington工房としてではなく個人名で申請した その理由には何か訳があるのかもしれません。 後世に残す自作のシルバーウエアとして伝えたかったのか? その点をご説明できることがわかりましたら付け加えます。 ジョージ三世のイメージはハノーヴァー王家の血統ながらイギリスに 生まれ英語を母国語とした典型的な英国人としてジョージ一世& ジョージ二世のドイツ生まれの英語を解さない国王と比べ英国を愛し 自ら内政外交に介入したと言い伝えられています。 そのジョージ三世を象徴したティーポットです。
ペインターの視線で花々を描く技法や色合いや発色度の高さなど 一枚一枚並べてみますと「こんなに特徴がある?」と新鮮な思いで 描かれた花々を並べてみました。 左側のドレスデン・CarlThieme工房のデザートプレート(直径220mm) 中央に見事に花開く薔薇を中心にしたブーケ紋様が目に飛び込んで きます。縁取りの金彩レース紋様がエレガントな雰囲気を漂わせています。 右側の英国コールポートのデザートプレート(直径225mm)は中央に 白磁に浮き上がるイングリッシュローズをブーケ紋様に仕立て ガーランドのようにまとめた絵付けが愛らしいです。 そのまわりをグレー地で縁取り、その上に金彩スクロール紋様を重ね 自然と視線がピンクローズへ向いてしまう魅力的な絵付けです。
ロンドン1830年のJosephAngellの魅力的なハンドル装飾と 蓋摘まみの蕾をコサージュに仕上げた装飾を左右の後ろから 眺める角度を左右の画像に並べてみました。 葉脈を浮き上がらせた表現とハンドルをスイカズラのように 連ねた装飾技法でしょうか。 JosephAngellが親方として独立したあと、二人の弟と提携し 跡継ぎの息子とも提携を結び揺ぎ無いAngellファミリーの礎を 築いた手腕とセンスと当時の富裕層向けに多々注文を受けた ことから21世紀の私達にも、その魅力を伝えてくれるのですから アンティークスターリングシルバーの出会いとは時空を超えた 素晴らしいメッセージに感謝します。
10月に入りますと空気が一変しました。 まだまだ蒸し暑いと思っていましたが昨夜から肌寒さを感じる 気温になってきました。 子供たちも半袖姿から長袖へ、やはり秋が近づいています。 いよいよKOTETSUの秋のイベントに向け頭のなかが イメージと現実と迫ってくる日程に気持ちもそわそわです。 あれこれとイメージしていることを実現できますように ご参加の皆様をお迎えしたいです。 二日間の予定を企画しましたが、それぞれに異なる アンティークシルバーのしつらいでお迎えしたいと思って おります。一週間前まで、 ご予約のお問い合わせも承って おりますので何なりとお問い合わせくださいませ。
秋晴れの神無月スタートです。 太陽の陽射しは元気よくパワーは衰えませんが気持ちの良い 雲一つない 青空です。 ようやく札幌らしい爽やかな秋風を心地よく感じています。 街路樹も枯れ葉?フレッシュなグリーンから黄色や赤へと色の 変化が〜虎徹の目の前に聳える大倉山や藻岩方面の樹木にも 黄色や少しオレンジがかった葉が目につくようになりました。
ようやく午後のお茶時間もスターリングシルバーのティー ポットを 合わせ香り立つティータイムが似合う季節です。 可愛らしい花びらシェープのスモールディッシュにボンボン ショコラを盛り付けフレンチシルバーのシュガートングを添えます。 その隣に小さ目の透かし花紋様のドレスデンのコンポートを 合わせ一緒にスィーツアレンジを楽しみたいと思います。
ホワイトカラーのアンティークレースランナーです。 マホガニーのティーテーブルに合わせますと薔薇&小花 紋様が華やかに浮き上がっています。 真っ白なテーブルランナーはオケ―ジョナルテーブルやティー テーブルにふわりと広げるだけで気分が華やぎます。 秋から冬へとフレッシュな花々を飾れないときは長さ1140mm 横幅290mmの薔薇のレースランナーでお茶時間です。
シュガーと限らずショコラやプチフールのサーヴィスに添えて いただきたいゴールドギルドを施したフレンチシルバーの工房 CharlesMuratがLiseron(昼顔)をモチーフに模ったシュガートングを 合わせお茶の時間です。
右画像にはParisC.1890年にオーダーされました LouisCoignet (1889-1893年)の Viollttを模ったシュガートングはミニミニディッシュに 似合います。 フランスから届きましたアンティークシルバーに続きイギリスからの アンティークシルバー&ポーセリンのご紹介もお手入れ等を仕上げ ご紹介してまいります。 ようやく?欧州も長い夏休みを終え仕事モードに切り替わっています。
ファンシーなアンティークリネンに刺繍を施したティーテーブル クロスをご紹介します。 Othersページにご紹介中のオーバルスタイルのティーテーブルに ふわりと広げティートレーの上にはファンシーな大き目のドイリーを 重ねティーポットとRoyalCauldonのティーカップ&ソーサーを合わせ 二人でティータイムをイメージしたセッティングです。 フローラルディッシュには大き目のフィナンシェを盛り付けます。 切り分けられるようにデザートナイフ&フォークを用意し ティーテーブルに刺繍を施した愛らしい似たタイプの小花紋様の ティーナプキンを添えて完成です。
イギリスのレースを代表するHonitonレースです。 1560年頃からデボンシャー一帯で作られたボビンレースを ホニトンの町で集荷しロンドンへ出荷されたことから地名で 呼ばれるようになりますが連合王国それぞれの国花で紡いだ 伝統的なレースです。 イングランドの薔薇&スコットランドのアザミ&北アイルランドの シャムロック&ウェールズの水仙をレースに仕上げた中に 鳥や蝶に野の花やスズランなど花の種類を探すのも楽しいです。 ヴィクトリア女王の婚礼の衣装&ヴェールにも製作されたのち 王室に代々伝わる英国のレースとして大切に取り扱われている 貴重なレースをご紹介します。 英国のレースを取り扱われるディーラーさんからもHonitonレースの 貴重性等々を丁寧に伝えてくださいました。
1789年ジョージ三世から英国王室御用達を受けた最古の歴史を 誇るロイヤルウースターのデザートセルヴィスセットです。 C.1892年に製造されたブラッシュアイボリーにロイヤルウースターの ペインターが色鮮やかなWild Chrysanthemum(野菊)をナチュラルに 描いています。 デザートプレートの花びら文様の縁取りをマットな金彩エナメルで 仕上げ内側へと二重の花びら重ねで造形美を膨らませています。 デザートプレート6枚とともに背の高いコンポートと低めのコンポート 二個を揃えたデザートサーヴィスの為にオーダーされたシリーズです。 プレートに描かれた野菊を縁取るように金彩を加えキラキラと華やかな 雰囲気を醸し出しています。
ヴィクトリア女王が世界で最も美しい「ボーンチャイナ」と賞賛された 英国ミントンの特徴的なミントンブルーで仕上げた特徴的なシェープ ラインのティーカップ&ソーサー&ケーキプレート&B&Bプレートを 揃えたミントン・ティータイムセットです。 ミントンブルーをたっぷり盛り上げたガラス釉がとても美しく縁取られ そのボーダーの窓紋様に全て異なるバードを丁寧に描きエッチングを 施した金彩ボーダーラインで縁取られています。 さらにティーカップのハンドル上下を留めるように金彩ボーダーが チャームポイントになっています。 ミントンブルーを愛でながらバードウォッチングはいかがですか。
9月に入りましたが太陽のパワーはまだまだ衰え知らずです。 ギャラリーに射し込む陽射しが強すぎブラインドを下げ 光の調整をしながら撮影をしています。
涼やかなしつらいにグラスウエアをあれこれキャビネットから 取り出しセッティング中です。 アラベスク文様の透かし紋様を重ねたスターリングシルバーの パンチボウルに合わせました「レモンストレーナー ロンドン1908年 John&FrankPairpoint 」が納まりがよく当時のイメージを色々と 膨らませています。 ジョージアンスターリングシルバーの復刻でオーダーされた ボウルの縁取りに掛けるためにフックのついたスタイルを 当時と同じく復刻されたレモンストレーナーです。 どのような取り扱い方法かをご覧いただける資料にDownton Abbeyの撮影特集のCocoktailBookにもカクテルの紹介に フックはございませんが大ぶりのレモンストレーナーが登場して います。 シェフィールド1931年Mappin&WebbLtdのパンチボウルに 重ねてみますと当時のしつらいをイメージいただけますでしょうか。
ブルー・オニオン文様の透かし縁取りで飾られた直径200mmの マイセンのデザートプレートです。 ドイツ語で玉葱の意匠(Zwieblmuster) 英語でオニオン・パターン、 日本ではブルーオニオンとして称されますC.1739年に完成した マイセンの代表的な文様です。 玉葱のようにみえるのは中国の染付磁器に描かれていた柘榴です。 そのほかのモチーフも牡丹、桃、エゾ菊、竹など東洋の伝説的な意匠を 模した絵柄です。 C.1739年この時代はドイツの花などの華やかな色絵文様に隠れ注目を 浴びることがなかったのですが、1860年代に入りヨーロッパの中流階級の ステータスシンボルとしてテーブルウエアを求めるようになります。 そこで流行した「オニオン・パターン病」によりドイツ国内以外のイギリスや フランス・デンマークなどの諸窯でも模倣をはじめます。 この事態に対抗し、マイセンのブルーオニオン文様は竹の幹の根元に 双剣のマークを書き入れるようになります。 今回、ご紹介します竹の幹の根元に双剣のマークが書き入れていない ことから製造されたのはC.1860年以前と推測します。
午後から雨粒が強くなってきました。 しかも札幌らしからぬ蒸し蒸しとした湿度が続いています。 雨の日は少し気分を変えて透き通る爽やかなグラスで 冷煎茶をいただきませんか。 ヴェネチアグラスの優しい質感。 ステムの美しい曲線ラインを指で持ち上げた瞬間に感じます。 神話をモチーフにグラス全体を飾りイニシャル紋様を象徴的に 浮き上がらせています。
暑さが落ち着く?事を期待しましてティーサーヴィスセットの 似合うシーンをイメージしています。 秋のティーセレモニーに合わせ届けてもらいましたが準備中の 状態で暫く、お手入れ等々でご紹介が遅くなりました。 ロンドン1868年ヴィクトリアンスターリングシルバーのティー サーヴィスセットです。 シルバースミスMartinHall&Coを代表するデザイン。 手にする度にセンスと技を兼ね備えた工房に魅了されます。 ティーポット&コーヒーポットの蓋摘まみに飾られたマツカサ、 実りの豊かさや生命の源にふさわしい象徴的なシンボルです。 ティーサーヴィスセットのボディを飾るザクロの意匠を中心に アラベスク文様をボーダー飾りとして緻密に飾られています。 そのうえに蓋重なりの縁取りと台座部分アカンサス葉のボーダー 紋様が彫り深く丁寧に飾られています。 仕上げ部分にはビーズ紋様を一粒一粒、ベビーパールの輝きの ように美しく輝いています。 それぞれのハンドルを飾るねじれ紋様に組み紐アレンジを施した 美しいティーサーヴィスセットです。
イングリッシュグラスを飾るナチュラリスティック・モチーフは ステムに指を掛けた瞬間、イングリッシュガーデンへと気持ちを 動かされます。 野に咲くように集められたガーデンの草花。 スケール感の違いがあれども樹木をはじめ風景を崩すことなく そよそよと風にたなびく様子が浮かぶようです。 ほっそりとしたステムからグラスを描く草花を眺めませんか。
ようやく台風の余波が落ち着き日中の空気?風も北国の夏らしく なってまいりしました。 とはいえ、なかなか日中はアイロン掛けが出来ず、しゅわーっと 高温でプレスに励むのには、息苦しく先送りしています。 そこに、 とても美しいティーテーブルクロスが到着しました。 これは秋に向けてお披露目したいと思っておりますが・・・ シュワ―とアイロンを掛け終えるまで、少々お待ちくださいませ。 先週からサイズ違い&意匠違いのティーコージーをご紹介して おります。 お一人様のティーポットには花かごタイプ、もう少し大き目には アイリッシュレースの全体を膨らませられるタイプなど。 お好みでお選びいただけましたら嬉しいです。 こちらのリボン&花かごカットワーク刺繍とお揃いに合わせられる オシャレなティーナプキンも何点かご紹介しますので、どうぞお待ち くださいませ。
ティーコージーカバーの内側に保温性の高いクッションを合わせ、 その上にアンティークレースで作られたアイリッシュクロッシェを 重ねます。 鎖編みの上に愛らしい小花を飾ったアイリッシュクロッシェは フランスからアイルランドに伝えられたとされるかぎ針手法です。 小花紋様の凹凸感がアイリッシュクロッシェのカバーに浮き上がります。 ティーコージーとともにアイリッシュクロッシェのラウンドレースを 一緒に重ねてますとアイリッシュクロッシェ揃いの素敵なセットになりました。