ジョージアンスターリングシルバーのシュガーニップスです。当時はお砂糖の塊りを少々崩した状態で取り上げる為、左右に大胆に広がる形状を必要とされたことからハサミの形で作られました。さらに18世紀のホールマークはハンドルのリング部分にライオンパサードを印すだけの最も初期の刻印です。デイトレターが印されていませんので時代をC.1770年と推測しました。摘み部分には彫り深く仕上げたシェルを模り左右のトングには緻密なスクロール紋様を重ね合わせた軽やかなハンドル構造で仕上げられています。
英国の紅茶文化の歴史を物語る貴重な銀器の一つです。 |