英国シルバープレート仕上げのビスケットウォーマーです。トップの持ち手部分を左右に開いていただきますと左右に広がる透かし紋様のカバーが重なったディッシュ構造仕上げになっています。
その透かしの蓋を持ち上げ、左右に広がるディッシュ面を中央の持ち手部分に重ね、左右に窪みを持たせた器=ディッシュには ビスケットを収納し暖炉の前に置きながらビスケットの保温に用い
持ち運び可能な器です。 ヴィクトリアン時代はマジック構造に耐えられる仕組みからシルバ プレート仕上げが多く出回ります。
その後1910年以降になりますとスターリングシルバーでも同じ ように対応可能なビスケットウォーマーを作れるようになりますが
価格はシルバープレート仕上げに比べますと数倍とお高くはなりますが中蓋の美しい透かし紋様から左右に広げるマジック構造も現代のシルバースミスの技術面で十分に作れるまでの技術的な進歩を英国のシルバースミス達が成し遂げました。
こちらは1940-50年くらいにオーダーされたシルバープレート仕上げのビスケットウォーマーです。 当時のようにライブラリーの暖炉の前に置かれたフットマンの上に置きヴィクトリア時代のように保温を兼ねながらビスケットでお茶の時間を愉しみませんか。
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