フレンチシルバーファーストのコンフィチュリエです。メゾンSJDupezardによるホールマークの年代(1809-1819年)はアンピール様式が行き渡る時代と重なり、スプーンフォルダーの付いたコンフィチュリエはナポレオン統治下にみられる稀少なフレンチシルバーのひとつです。装飾には古代エジプト・ギリシャ・ローマの様式を再現する趣向が脚細工から台座飾りにみられ、フォルダーには12本のスプーンがセッティングされています。蓋摘みに白鳥を象徴的に飾り左右の持ち手にトーチを、グラスベースを縁取る透かし紋様の下には神々の姿を飾りナポレオンの権威を象徴するスタイルを
随所に飾っています。またスプーンのメゾンLaurentLabbeもほぼ同年代に作られています。 SJDupezard/LaurentLabbe
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