フレンチシルバーファーストのコンフィチュリエです。工房JacquesFavreによるホールマークの年代(1795-1809年)からフランス革命後ナポレオン1世の統治が始まった時代に重なります。スプーンフォルダーの付いたコンフィチュリエはナポレオン統治下にみられる稀少なフレンチシルバーのひとつです。装飾にはナポレオンが好んだ古代エジプト・ギリシャ・ローマの様式を再現する趣向が脚細工から台座飾りにみられます。
さらにナポレオン統治下に作られたコンフィチュリエの中でも小ぶりなサイズでオーダーされ、スプーンフォルダーには6名分のみがセッティングされています。蓋飾りから縁取りを飾る唐草紋様の装飾技法など当時のフランスのメゾンが競いあいながらナポレオンの権威を象徴するスタイルを
随所に飾っています。 JacquesFavre |