Part1. ザ・ドーチェスター〜正統派アフタヌーンティー
Part2. ヴィクトリアン・ティータイム
Part3. ワンポイントレッスン

ロンドンにて、正統派アフタヌーンティーの大御所ホテルサロンと言いますとザ・ドーチェスターのグランド・フロア〜「プロムナード」を外すわけにはいきませんでしょう。 ロンドン・リッツと並び、イギリス文化を味わうアフタヌーンティーに力を注ぎいれた☆人気のあるティー・ラウンジです。さらに、ホテルサロンとしては珍しい午後4時半からスタートするティーメニューにボリュームのあるお食事とともにお茶をいただくハイティーが加わっています〜とのマネージャーさんからのご連絡。興味がありましたが、今回は2交代制の最初のティータイム(午後2時半〜)に間に合わせて取材に出かけます。


午後の陽射しがますます強くなる3時過ぎ〜メイフェアのなかでも、もともと貴族が住んでいたとされるパークレーンの住宅街にあるザ・ドーチェスターを目指します。エントランスホールから見える華やかなインテリアや、至る所に飾られたバラを始めとするフラワーアレンジ。席に案内されますと、壁や天井に取り付けられた鏡が、すでにティータイムを始めているゲストの方がたをきらきらと輝かせています。


スタッフの動きもキビキビと、ほとんど満席にちかいお客様方に対して気持ちの良いサービスを心がけている〜雰囲気を感じます。
さて、メニューを拝見。シャンパン・アフタヌーンティーもございますが、少々アルコールは苦手なので、トラディショナル・アフタヌーンティーをオーダー。そしてティーの種類を拝見、まあーーー充実☆かなり悩んでしまいましたが、今回はミルク無しでいただけるレモンバームのハープティーを選びました。連れの者はいつもの様にアールグレイ&ミルクです。

それぞれのティーポットが用意され、すかさず「モリモリのサンドイッチ」がのったサンドイッチトレーを差し出し、「好きなサンドイッチを選んで下さい」とのこと。3種類ほど選んで、まず一口。ふんわり感とシットリ感が合わさったブレッドで、中身のお味もGood ☆です。連れの者は4種類(サーモン&チキン&キューリ&卵)、その中でも私が選ばなかったチキンが美味しいとすすめられ、お代わりサービスの時に、チキンを選んでみました。確かに今まで味わうサンドイッチ評価の中では高得点☆☆☆かも?

お隣のイギリス人の親子さんから〜「写真を撮って下さい」と声をかけられましたのでお互いにパチパチ。すると、あちこちでもフラッシュが☆☆まわりを見回しますと、5人くらいのご年配のお友達グループから家族連れ、さらにカップルとそれぞれに記念撮影をしています。特に、ドーチェスターのアフタヌーンティーのみを目的に立ち寄られる方がたも多いと聞きます。と言う事は午後のリラックスティーと言うよりも、名所旧跡のような賑わい方かもしれません。

さて、そんなこんな〜と数回目のサンドイッチのお代わりを断わり〜次なるスィーツ?と思っていましたら・・ 箸休めのようなお口直しのスィーツ一品。シェリーグラスに濃厚なショコラがたっぷり・・・やはりお口直しも迫力あります。そして、いよいよスコーン&スィーツ色々の登場です。と思いきや〜再びナプキンに包まれたバスケットを持ってくるではありませんか。「どちらを選びますか??」そこにはプレーン&レーズン入りのスコーンが山盛り?ではでは〜レーズン入りを 選びますと、サーヴィングトングにてプレートの上にのせてくれました。もちろん1個☆ そこで、ティーナイフ&フォークの出番です。
すでにテーブルに置かれていたスタンドにスィーツ&スコーンをのせたプレートがのせられます。もちろん〜スコーンは冷めないようにナプキンに包まれて〜。クロテッドクリームとともにストロベリージャム& ブルーベリージャムの器も一緒に運ばれました。
サンドイッチもそうでしたが、ブレッドが乾燥しないようにとのサービス、そして暖かいうちにお召し上がれというスコーンのサービス。3段ケーキスタンドの上に何と何をのせ、一番上には・・・という決め事よりも、一番大切なのは 心配りとタイミング。何よりもベストな状態で、一番美味しく頂けるようにする事です。
さすがにスコーンの2個目・・・は少し重たかったのですが、きめ細かな生地で程よいサイズは英国正統派 スコーンとしては合格点だと思います。またスィーツ諸々もロンドン・リッツと同じ印象。と言うのは、全てが濃厚な味付けです。しかし、このくらいのボリューム感が無いと、イギリス人には物足りないかもしれません。その中のひとつ、レモンケーキは甘みが少なく〜パクパクと美味しかったです。さらに、こちらは二交代制をとっていますので、程よい時間になりますと「そろそろ終了です」との気配を 感じます。私たちも2時半からスタートのところを、遅れ気味にスタート、しかしお隣の方がたもお帰りのようですし〜 もう一杯の暖かいお茶を頂くためウォーターポットをリクエストし〜ビル・プリーズ。

ハイドパークの緑は目に染みる眩しさ、それでは、もう少し午後のお散歩をしながら帰ることにしましょう。 少し先の日本大使館などが並ぶメイン通りを歩くよりは、目の前の公園をのんびり〜通り抜けられることも、 ロンドンの魅力です。 今回のイギリスらしい正統派アフタヌーンティー&貴婦人の気分にさせれくれたザ・ドーチェスター。 気軽に英国紅茶を味わうことが出来るホテルラウンジでのティータイムが、予約無しでもOKでしたら〜 もっともっとお気軽ですが・・・・この人気☆は観光スポットから外されない限りは、ちょっと無理かもしれません。 しかし、リザーブしながら「おしゃれをしてお出かけティータイム」そんな時間を楽しむ時も、また人生の寄り道? として良いのかな??

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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

イギリスの陶磁器にはバラを描いたティーカップがたくさん〜。 国花にもなったバラは、イギリス人の生活の中で最も欠かせないお花なのでしょう。 それでは、今日はティーポットからティーカップにいたるまで、バラ尽くしのティータイムを演出してみましょう。 午後のお茶の習慣がもっとも幸せに満ち足りた時であったように〜。

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※Part.3 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

午後のお茶を二人で楽しみましょう。ダムウエイターはほんの少しの空間でも、気軽にお茶を楽しめるステージにしてくれる〜そんなティー用の家具です。今日は二つのダムウエイターを組み合わせながら午後のお茶を演出してみます。 このように、二つを組み合わせてみますと、オケージョナルテーブルでは出来ない上下の空間が出来ます。もちろん、直接家具の上に熱いティーポットを置く事は禁物、そこでティーポットの下にぴったりのサルヴァを合わせ、ポットプレートの役目に〜そこはアンティーク家具への優しい配慮です。
そして、午後のお茶はほんの少し甘いスィーツをいただくだけで十分、という時にはビスケットウォーマーの中にマドレーヌを入れて準備。さらに、ティー用のカトラリーセットは手元の動きに邪魔にならず、ケーキプレートのサイズにぴったりのティーナイフ&フォークを用意しておきます。さあ〜お茶の準備も整い・・これから幸せな午後のお茶の始まりです。
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