Part1. 王室御用達 The Goring でシャンパンアフタヌーンティー
Part2. 古陶磁器コールポートの花尽くしテーブルセッティング
Part3. マダムおススメ〜ティータイムの主役はティーケトル
ロンドンの歴史ある老舗名門ホテルが外資系経営に変わり行く時代に、1910年創業当時と変らぬホスピタリティを長年ゴーリング家によってファミリー経営を続けるThe Goring。

バッキンガム宮殿に近くロンドンの高級住宅地 Belgravia にあるホテルはエリザベス皇太后が贔屓にしていた事もありますが、 キャサリン妃がロイヤルウェデングの準備を整える為、家族と一緒に過ごした王室御用達の老舗ホテルと言えばご記憶に 新しいかもしれません。それでは Top London Afternoon Tea Awards 2013年版で素晴らしい評価を得たThe Goringでのアフタヌーンティーです。

ゴーリング家一族の歴代のお写真を拝見し、案内された暖炉のあるティーサロンには〜すでに何組かのお客様がお茶を楽しまれています。私達も案内されたテーブルに着き、メニューを拝見。
もう〜その時から、完璧に近いトップスコアを得られただけの手際の良いサーヴィスを感じます。
シャンパンをお願いした後、ゆっくり紅茶を選んでいますと〜早々におススメの茶葉の説明を受けますがお茶の数も多々。中国茶からハーブティに至るまで、迷いに迷った時はサロンおススメ〜オリジナルのゴーリング・アフタヌーンティーを二人でオーダー。(オーダーした後、それぞれ違う茶葉にするとそれぞれ異なるティーポットで運ばれてきたのに〜と気が付くのが遅く〜いつも反省)

シャンパンとともに食べやすくカットされたストロベリーがテーブルにセットされますと、マダム〜と声を掛けながら 「クリームのサーヴィス」を受けます。
やはり爽やかな酸味にほんの少し甘みを好まれる方々が多いのでしょう・・・
シャンパンとともにストロベリーがブレンドされ、アルコールが苦手な私達もついついグラスに手が伸びます。美味しくカットストロベリーを頂き、その後に尽かさずオマールエビのカクテルグラスがセッティングされます。辛口のシャンパンとオマールエビの甘さ、ますますゴーリングでのアフタヌーンティーに期待が膨らみそうです。

ティースタンドのお披露目の前に幾つかのセレモニーを楽しみ〜いよいよフィンガーサンドイッチ& Devon 産のクロテッドクローム&フレッシュジャムを添えたスコーン&愛らしいプチフールの登場です。

ティーラウンジ内のティーテーブルにほぼ・・・ティースタンドが並べられ、一同にフィンガーサンドイッチを楽しまれています。
いつも思うことですが、フィンガーサンドイッチを頂きスコーンからプチフールへと進めるなか、一度もプレートを 取り替えず、そのまま同じカトラリーとプレートを使い続けるというティーサロンが多いものです。もちろんプレートやカトラリーを交換して欲しいとリクエストするならば・・・・ストレスは起こらぬものですが〜。
その不満を一気に解消してくれたクールで手際の良いサーヴィス。そろそろお茶を違う茶葉に・・・と思っていると、お茶はいかがですか?との素晴らしいタイミングでお声を掛けて下さる。つかさず中国茶をお願いし、甘さを抑えたまろやかなお茶をしばらく楽しみます。プチフールも厳選1個を選び、ごちそう様と心で唱えたところに、最後のデザートグラスの登場。 さすがにお腹がいっぱい〜とデザートグラスを眺めるだけでした。

こちらはホテルのプライベートガーデンを臨むバルコニーコーナーです。
日本の雑誌にも登場したトレードカラーでインテリアをまとめられています。

ガーデンから眺めるティーラウンジ〜優美さと今も魅了する様々な人々の期待に応えるラグジュアリーホテルはスタッフ一人ひとりのエレガントな立ち振る舞いが際立っています。


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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

英国古陶磁器を代表するコールポート。その中でも華やかなポーセリンを同年代でまとめ〜テーブルセッティングを仕上げてみました。テーマはフラワーモチーフ。

C.1830年から1840年に仕上げたコールポートには特有の釉薬の艶やかさと地肌のやわらかな質感を漂わせています。その点が同じ窯でセッティング可能な大切なポイントです。

同年代に活躍したペインターやモデラー等が共通した事から絵付けの構成が異なるタイプであってもテーブル一面に 並べた時には見事に花開くコールポートのフラワーブーケ〜古陶磁器のオーラーを放つ瞬間です。春から初夏へと季節の移ろいに合わせ、ゲストの方々を英国の庭園文化へとお誘いするテーブルセッティングです。


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※Part.3 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

「お茶にしませんか〜」のティーセッティングの主役に登場頂きたいティーケトル。
ポーセリンでしつらうティーサーヴィスセットにも必ずスターリングシルバーのティーケトルが一緒。
二人用のティーテーブルであれ、オケージョナルテーブルやコンソールテーブルであってもティートレーに置かれたティーケトルはティータイムのアクセントです。

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