Part1. 160Piccadilly The Wolseley〜アールデコ・ティースタイル
Part2. 英国古陶磁器 Josiah Spode の Felspar ティーサーヴィス
Part3. マダムおすすめ〜ジャポニズムスタイルの銀器セレクト
1921年にウーズレー・モーターズのショールームとしてオープンした聳え立つド―リス式の柱や9つのドームで囲まれた天井。ウーズレー・モーターズに依頼された建築家がヴェネチア&フローレンス・ディテールに仕上げています。
その華やかなショールームも1926年ウーズレーモーターズの倒産から銀行へと譲渡され、時をを経て〜2003年アールデコ建築の 格調高い雰囲気そのままにブレックファースト・タイムから過ごせる豪華なグランドヨーロッパの伝統的なカフェ&レストラン The Wolseleyとして登場します。

私達が立ち寄った時間は休日のランチタイム。
すでに何組かのお客様が立ち並び、順番にテーブルの案内を待つ間をバーカウンターで〜ひと息です。
こちらはウーズレーモーターズが1926年に倒産した後、バークレイズ・バンクが取得し〜リフォームした黒の漆喰にゴールドを 引き立てた銀行のカウンターがそのまま活かされています。

グラスを傾けながら。。。待っていますと、程良く準備が出来〜席に案内されます。
着席した位置から高い天井を見上げますと、際立つ漆喰で飾られたスクリーンと壁のパネル装飾がアールデコの雰囲気に実に似合っています。

休日のランチメニューをあれこれ3人で吟味。

ウーズレーのチャームプレートに盛り付けられた3人分のお料理を一同に〜ご覧下さい。

そろそろ〜?と思っている頃、フロアーの中央に並べられましたデザートの数々。もちろん、英国菓子以外にメニューには様々なスィーツを紹介され〜すでに頭の中はスィーツ一色?です。

シルバープレートのティーポットに茶葉をたっぷり〜注ぎ淹れたポットサービスもイギリスならではの流儀。ロンドンで正統派のイングリッシュ・ブレックファーストをお召し上がりになりたい時にはおススメしたいカフェです。

グロスター産の燻製ニシンにマスタードバターを添えた一品からスモークドハドック・フィッシュケーキとともに頂くポーチドエッグ等など〜 ロンドン滞在中、早起きして出掛けたいウーズレーです。

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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

英国古陶磁器の中でも秀逸なJosiah SpodeのFelspar磁器はKOTETSUサイトのミニコラム ‘ Tea&Stroll ’ にてご紹介しておりますが〜 ティーポットにポットスタンドを合わせ、大き目のミキシングボウルと〜お茶の時間の為に揃えられたセットを用いたティーサーヴィスタイムは時空を超えたヴィクトリア時代のレディのしつらいを体験出来る不思議な感覚です。
そのお邸のマダムが招かれたお客様にお茶をサーヴィスする様子が浮かび〜一緒に合わせたミントンブルーのプレートが華を添えるようです。

紅茶を好まれるお客様とコーヒーを好まれるお客様の為に 〜 ジョージアンの凛々しいコーヒーポットが
Josiah Spodeの Felspar磁器と共鳴し合っています。


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※Part.3 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

日本の明治の文化が当時〜世界に大きな波紋を広げた事をあらためて感じさせるヨーロッパ銀器。そのジャポニズムスタイルの銀器と漆器を組み合わせたティータイムです。
漆器を彩る薪絵には和のテーストと限らず、洋のテーストにも組み合わせられる魅力的な要素が含まれています。クロスオーバーを全面に欧米向けのディスプレーとして掲げた頃もございますが、日常のさりげない日本茶に合わせてみてはいかがでしょうか。
フレンチシルバーからティファニーのジャポニズム同様〜英国銀器にも浮世絵的な装飾技法から日本画の作風を思い起こされる紋様が多々見られます。秋の夜長のティータイム〜花鳥風月を表現した銀器でティータイムです。

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