Part1. 古代ローマの新都心カンポ・マルツィオ
Part2. コールポート・デザートセルヴィスセット&
季節を彩るイパーン・アレンジ
Part3. マダムおススメ〜英国銀器のフラワーアレンジ&プチフールアレンジ
七つの丘の町と呼ばれるローマ。 どの丘をテーマに上げても物語が始まりますが、カンポ・マルツィオ〜古代の新都心からおススメのカフェをご紹介します。
バロック様式の建物や噴水のある広場に恵まれ散策に最適な旧市街地。街並みに埋もれたカエサルの都市改造計画に基づく古代の神殿や広場との遭遇を体験しながら通りに佇む数々の教会・・・教会。その中から、ふと目に付いた教会へ入ってみます。
イタリア・バロック絵画の巨匠カラヴァッジョの傑作があるサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会。フランスの守護聖人サン・ルイを祀るフランスの国民教会です。教会内には革新的な光の表現方法で描いた「聖マタイ」伝から「聖マタイと天使」「聖マタイの召し出し」の一部、「聖マタイの殉教」を一目観賞したいと集まる人々で溢れています。
言うまでもない事ですが、イタリアにある教会はすべてヴァチカン領であり、ヴァチカンの一部です。教会より神聖な画題を依頼されながら、当時〜その解釈と表現方法が礼拝堂らしからぬ画風を描いたと論争を巻き起こしたカラヴァッジョ。バロック全盛時代の中〜先駆け過ぎた作風とその既成概念に挑戦する画家への様々な論議が繰り広げられながらも、徐々にカラヴァッジョの作風を受け入れたヴァチカン。人間世界にとって宗教とは芸術とは何かを考えさせる概念を越えたところにヴァチカンのはかり知れない度量を感じます。
しかも世界中の美術館に収集された芸術作品を飛び越えたサン・ピエトロ大聖堂・ヴァチカン美術館の膨大な芸術作品の数々は一国の権力者では成しえないコレクションが集められています。

迫力あるカラヴァッジョの傑作を観賞した後は、ローマを代表するナヴァーナ広場からイタリアのアンティークショップ通り?へ。
※ほとんどのショップが予約して下さいの表示を掲げていますので事前にアポを取ってからお出掛け下さい。
その途中で見つけた英国銀器のモチーフに登場する建物飾りに見とれていますと、蔦の葉が絡まる建物に落ち着いた雰囲気の Caffe Della Pace。
中に入りますと店内には大理石の円形テーブルが並ぶシックな雰囲気。

ほとんどの方々がテラス席でお茶を楽しまれますので、店内は私達だけ?です。
さっそく〜どんな紅茶をサーヴィスするのかしらとオーダーしますと、可愛らしいリトルポットの中に茶葉がたっぷり。ボリュームたっぷりカットされたケーキも・・濃厚なショコラがアールグレイに似合っていました。

ローマのアンティークショップ通りを散策した後、現存する古代ローマ建築の中で最も完全な遺構と言われるパンテオン&ロトンダ広場に到着。その近くにはレストラン&カフェ等など沢山集まり、とても賑やかですが・・・・
アントニヌス帝が義父に献じたハドリアヌス神殿の高さ15メートルの列柱の近くにカフェを発見。実は前日に店内で販売されていたイタリアン・スィーツを買い求めましたので、ランチタイムを兼ねてお茶を頂きます。レストランメニューも豊富な Gray Caffe はスィーツのレパートリーも充実しています。喧騒を避けたい時はランチからデザートまで〜ゆっくり過ごせるカフェルームです。

ローマ市内がゆっくり〜陽が暮れる頃、ホテルで少し休憩をとり目と鼻の先にある老舗カフェ〜Antico Caffe Greco へ向かいます。今回のローマ滞在中〜一番のお気に入りデスクです。かつて王家のもてなしの館として使われた由緒ある建物はまるで邸宅に招かれた気分で過ごせるホテルです。

創業1760年の老舗カフェ〜Antico Caffe Grecoではディナーに出かける前に食前酒を楽しむ常連さんから観光で訪れた日本人の方々、ビジネスマンの打ち合わせ?で賑わっています。お好きな席へどうぞ〜と案内され、奥の席へ向かいますとサロンの壁をシックに飾られた絵画と額縁に目が留まります。
創業者自慢のコーヒー&エスプレッソがおススメかもしれませんが、ティーメニューからフレッシュミントティーを発見。 用意されたティーポットには時代を感じるティーストレーナーにフレッシュミントがたっぷりです。 歩き疲れた身体に立ち上る爽やかな香りで思わず深呼吸です。 ローマの老舗カフェはスィーツも豊富・・・豊かな食材を季節に応じ楽しめ、何より風格あるギャルソンの 動きが魅力的です。 ティーサロンよりも趣のあるカフェや気軽に立ち寄れるバールが多いローマですがイングリッシュティーの 幅広い世界制覇?に感動したローマのカフェ巡りです。

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※Part.2 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

季節毎にテーブルセンターを演出するイパーン。
フレンチロココ・リヴァイバル紋様で縁取られたデザートプレートにイングリッシュガーデンフラワーを丁寧に 書き上げたC.1835年コールポートのデザートセルヴィスセットを組み合わせてみました。

花々が織りなす鮮やかな色合いにシックなゴールドエナメル彩が気品高く飾られたデザートセルヴィスセット。その高貴な色調を引き立てるようにセンターを飾るライトグリーンとイエローを交えた薔薇&葡萄の色彩が重なります。サロンチェアの背もたれを飾るロココ調アレンジも華やかさを醸し出しているようです。日本各地に薔薇が見事に咲き誇る頃、ようやく北国の花々達が目覚め始めます。ひっそりお庭に咲いたスズランを一輪〜ナプキンとともに添え、ほのかに香るスズランでお出迎えです。


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※Part.3 は画像をクリックで、拡大画像がご覧いただけます。

季節の花々が咲き誇る頃、テーブルフラワーをアレンジしたい銀器達をご紹介します。
すらりと立ち姿の美しいイパーンはもちろんの事、バスケットからボウルさらにディッシュやコンポート等をお好きなフラワーアレンジで飾られてはいかがでしょうか。
まるで魔法を掛けたように輝く銀器を用いたフラワーアレンジを演出いただけます。さらに〜テーブルをお花畑のようなプチフールアレンジをパリ窯のコンポート&サンドイッチスタンドに飾り付けです。

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