Part1. Hartwell House でアフタヌーンティー
Part2. ベンジャミンスミスVで午後のお茶
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Wien hotel sacher ウィーン ホテルザッハ―
書籍「アンティークシルバーのある暮らしU」の撮影場所に選びましたハートウエルハウスへ。
ロンドンから北西に位置するアリスバーリーの谷にあるマナーハウスに向かいます。
現在はホテルとして滞在できますし、アフタヌーンティーにも対応するハートウエルハウスへ下見です。
ラッパ水仙が咲く穏やかなお天気の予定でしたが、ロケハンに向かった3月は真っ白。前日から降り積もった雪で、貴重な?美しい雪景色が迎えてくれました。
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青空が見えていますが到着した時は強風と重苦しい雪雲に覆われ、無事にロンドンに戻れるのかと気が気ではありませんでした。
17世紀初頭に建てられたハウスはジョージアンから幾度かの時代の荒波により様式も色々と変化を遂げたインテリアが連なっています。さっそくホテル内から、お部屋を案内していただきました。  
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お部屋へ上がる階段には亡命したルイ18世の肖像画や中世の騎士に守られながら階段をゆっくり上がります。
当時の暮らしをほんの少しですが、イメージする空間です。
荷解きしながら、アフタヌーンティータイムの前に広いお庭を眺め窓辺で「ビスケット&ティータイム」 です。

アフタヌーンティーを予約した時間に降りていきますと、悪天候にも 関わらず沢山の方々がライブラリー&ドローイングルーム&モーニングルームに集まり賑やに、とても楽しそう。家族連れから、友人グループなど、暖炉を前にお茶を始めています。
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好みのお茶を選び、幾種類ものサンドイッチにスコーン&スィーツをサイドテーブルやトレーを広げた上にセッティングし、ゆったりローテーブルでお茶を楽しみます。

広々としたお庭を眺め、ゆっくりとした時間を過ごせるお茶の時間。サービスも程よい気配りで、人の動きに疲れることなく、過ごせました。まるで古い知人を訪ね、お茶に誘われたような時間です。
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ゲストの方々が帰宅された後、それぞれのお部屋を拝見。
撮影場所には、暖炉があり庭を望むルームで!をイメージしていましたので、こちらのロココ調にしつらえたモーニングルームを選びました。誰一人残っていませんが、それぞれにお茶の時間を楽しんだ余韻が伝わってきます。

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ディナーの前に再びアフタヌーンティーを過ごしたライブラリーへ。すでに後片付けが進み、いつもの静寂な雰囲気に戻っていました。外は冷たい風が吹き付けていますが、暖炉の炎を眺めながら イギリス亡命中に過ごしたルイ18世はどんな思いだったのかしら。書籍「アンティークシルバーのある暮らしU」の撮影は雪景色とは打って変わりブリテン島が連日30℃を超える暑い中での撮影となりました。これには雪景色とともに忘れられない「お茶の時間」です。
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ジョージアンの名立たるシルバースミスのひとつベンジャミンスミスファミリーのティーケトルとティーサーヴィスセットでジョージアンのしつらいをイメージしてみました。もちろん、当時のインテリアとは異なる空間です。
そこでダムウエイターとサイドテーブルにティーテーブルを組み合わせたティータイムの セッティングです。
大きなサルヴァはテーブルの上に重ね、ティーケトルを置かれる場面も多々みられます。お茶のしつらいに欠かせないティーケトルを安心して置いていただけるポジションは ティーテーブルの傍らに置いた低めのサイドテーブルが一番理想的です。 シュンシュンとお湯が沸く音を聞きながら、ティーポットへとティーケトルを傾けお湯を 注ぎいれる様子は、当時のように心高まるお茶の時間です。

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