Part1. 世界中の憧れ「RITZのアフタヌーンティー」
Part2. 午後のお茶は “ケーキバスケット” アレンジで!
Part3. シャンパン・アフターヌーンティーを!
数ヶ月先まで予約が入っている?との巷情報から、恐る恐るネットでの予約状況のチェックをしますと、わーい!希望の日時を指定する事が出来ました。ラッキー! ただし、ドレスコードのところには男性はジャケット&タイ必須、女性はGパンなどはお断りです。 と明記されていますので、当日はRITZホテルを入るや否や、会場のパーム・コートを前にしての厳重なゲストチェックを通り抜け、そこから・・・ようやくドラマチックなステージへと案内されました。ホッ!

始めは小さめ?と感じた「パーム・コート」に、ご予約のゲスト様方が一組また一組と席に着かれると 不思議ですが、一瞬のうちに広々とした、しかも華やかなサロンに見えていくのです。本当に不思議です。 私が案内された席はルーム全体を眺めることの出来る「キョロキョロ席」 。男性は中央に背をむけて座り、お相手の女性との会話を楽しまれたり、もしくは鏡面の壁から雰囲気を楽しめます。

「さあー!楽しい午後のティータイムの始まり始まり・・・・・」
最初にRITZおすすめブレンドティー7種類の中からお好みを選び、そこでしばらくの間は待ちタイムとなります。 さてさて、ゲスト様もいろいろです。ご年配のカップル2組連れ・若いカップルの方がたは正装で・さらに 女性2人組から母娘連れ、そうそうお一人でお茶を楽しむ女性も見かけました。

いよいよテーブルにたっぷりと入ったシルバーのティーポットと、お茶の調整をするためのお湯が入ったシルバーの ジャグが運ばれてきました。そこで「どうぞ2・3分お待ち下さいませ!」

さて、もういいかしら〜とティーカップにティーストレーナーをのせながら「むむむ・・・重い!よいしょっと・・」 その筈です。それぞれのゲストの好みのティーをオーダーするのですが、私の連れは同じ種類をオーダーをしましたので 私は片手でたっぷり入った5・6人用の容量のポットを持ち上げております。 「あーーしんど!」
しかも少し角度を下げる程度で紅茶が注がれますが、やはりティーカップへ注ぎ淹れる方向が 決まりませんと「コボレタ!」という失態につながります。 ここでコメントが必要かな?と思いますが「どうぞテーブルの上に紅茶のシミを付けても気になさらないように」 淡いアイボリーの質の良いダマスク織りクロスですが、しっかりダブルクロスになっていましたので大丈夫でしょう。 また不思議な事にアイボリーカラーは紅茶の色が目立たないようです。真っ白なクロスよりも緊張しなくてすみます。 それに、ティータイムにとても似合うやわらかなアイボリーが人々の顔を華やかせてくれるのでしょう。

最初にお茶を一杯!「ふーーーーん・・香りの良い」今日は気分を華やかせるRITZオリジナルアールグレーを 選びました。最初の1杯はミルクを入れずに香りと味わいを楽しんでみます。
おや?・・・以外にティーカップのサイズが小さめなことに気が付きました。と同時に、ティーカップと同じシリーズの プレートも小さめです。現在の基準サイズにあわせますと、ブレッドデッシュのサイズに近いかもしれません。 しかも、このサイズはテーブルの大きさから考えられたのでしょう。無理なく窮屈な思いをせずテーブルの上では ゆったりとお茶を頂く事が出来ます。


いよいよ運ばれて着ました【☆3段ケーキスタンド☆】1基に二人分のサンドウィッチ&スコーン(レーズン入り・アップル入り) &スウィーツ色いろを盛り付け・・・て! もう、まわりではシャッターチャンスです。この絶好のタイミング・・皆様お忙しいそうです。 さらに、そこはサービス精神でしょう。ゲストの皆様のご要望に応じてアングルを考えながら写してくださるスタッフ様さま さすがプロフェッショナル精神。
おもむろにサンドウィッチの種類をご紹介しますと、スモークドサーモン・キュウリ・ハム・卵の4種類です。 すでに、もうこの段階でお腹はいっぱいですが、いよいよ次はスコーンを頂きましょう。 そこで既にテーブルの上にセッティングされていた小さな器の蓋を開け、デボンシャークロティッドクリームに オーガニックストロベリージャムをお好み分を取り分け、半分にスライスしたスコーンにたっぷりとぬり、パクっと 頬張りますと、もうとろけそうな甘みが口の中に広がります。「うーんん!幸せ」



ティータイムも程よく紅茶の味をウォーターをいれながら味の調整をしていますと、ティーアドバイザーの叔父様が 「新しいお茶にチェンジしませんか」とお声を掛けてくださいます。 「是非・・・」とお願いしますと、さーっとティーポット&ウォーターを下げ、あらたに新しい紅茶の入ったポットを 持って来てくれるのです。 またまた、ここから新鮮な紅茶の味を楽しめます。 この間に「サンドウィッチの御代わりは?」「スコーンの御代わりは?」と大きなシルバーのトレーにきっちり載せられた サンドウィッチトレー・スコーントレーからサービスしてくれます。 もうもう・・・今ここにある分で、お腹が苦しい! でも、まだ紅茶はイタダケマス。なんとも・・・・これはとっても不思議な現象です。
ティータイムもまるでサロンコンサートのように心地よくピアノ演奏が響く中、ゆっくりと耳を傾け☆もうもうご満悦です。という気分になった頃、「最後のご要望はございませんか?」とサービスのリクエストを伺いに各テーブルをティーアドバイザーが廻ってきます。 「もうもう十分です。ありがとう!!」というメッセージを確認すると、ケーキスタンドを下げ、最後に冷たいフロマージュ系のスウィーツが登場。 またまたかなりの甘みがありますので、またまたここで紅茶を数杯飲み干し、お隣同士のゲスト様方がたに挨拶を交わしながら席を立ちました。

現在RITZでのアフターヌーンティータイムはおおよそ2時間を指定しています。 やはりゲストからのリクエストされる予約の波に対して、苦肉の策が時間設定という1日3交代制が提案されました。 「希望の多いティールーム」として賞賛を保持する応対なのでしょう。 やはりお忙しい方々には、なかなか予約をいれての行動は難しいかもしれませんが、最高のおもてなしとは?受ける側にも心地よいティールームへの考慮が必要かと思いました。 ドレスコードに堅苦しさを感じるよりも、それを楽しむことで「忘れられない午後の時間」をもたれることでしょう。 この度も、気持ちよく迎え入れてくれたスタッフの皆様の演出に、心より感謝申し上げます。

▲ トップへ戻る


さあ、それではRITZの紹介が終わったところで、ここからコテツが提案するティーセッティングを紹介させていただきます。
今回は2つのティーセッティングのアレンジを掲載しましたので、どうぞご覧下さい。

サロンテーブルに色いろな種類のバスケットを揃えてみました。
デザインによってそれぞれに似合うスウィーツがありそうですが・・・皆様はどんなアレンジをイメージされますか?


テーブルの上にはティーカップ&プレート&カトラリー&ナプキンをセッティングし、近くにシュガー入れと ミルク入れをセットします。さらに「たっぷり入った紅茶のポット」を用意しましょう。 やはり、たっぷり入ったポットはサルヴァの上に置きながらサービスされる方が安心です。
それではスコーンを盛り付けたバスケットに登場していただきましょう。自家製ブラックベリージャムを お好みでどうぞ!  スコーンの甘みとジャムの酸味が程よくブレンドされ美味しいです。 もしフレッシュなクロティットクリームが手に入りましたら、またまたお味の変化も楽しまれて下さい。 今回はティーナイフのみのサービスではなく、いろいろなスウィーツを沢山頂きますので、デザートカトラリーを セッティングしました。

▲ トップへ戻る


少し華やかな雰囲気をシャンパン・アフターヌーンティーでアレンジしてみましょう。



シャンパンで始まるティータイム、ゲストの皆様がすっかりくつろがれた頃、そろそろティーサービスセットを 準備しましょう。 この時代のシュガーボールはたっぷりのお砂糖を用意することが一番の条件だったことから、大きさもビックです。 そこで、実際にお使いになられる時はゲスト様にはハート型シュガーで目を楽しんでいただくか、またはクッキーを たっぷり用意しながらスウィーツ用の器にお使いになられても十分楽しめることでしょう。
今日はマフィンを用意させていただきました。
サイドテーブルにはマフィンを冷たくしないように、マフィンウォーマーを用意させていただきます。
これは、ゲスト様へのほんの心くばりです。 それでは、マフィンブレッドフォークで取り分けましょう。

さらに、もうひとつ優れ物のマフィンデッシュもここで登場!せっかく温められていたマフィンの美味しさを 保つため、こちらには穴付きの上蓋がついています。

次に登場しますはサルヴァにのせて登場!さあーーー皆様如何ですか? ところで、サロンにはゲームテーブルは必須アイテムだったようです。もうもうお腹が一杯になった後でゲストの方々とゲームを楽しんではいかがでしょうか。サイドテーブルにも応用出来、とっても重宝しています。 最後に冷たいデザートで終了!やはりお口直しには爽やかな甘みが一番です。

今回は2パターンのティーセレモニーセッティングをご紹介させていただきました。 「午後のお茶を楽しむ秘訣は何かな?」と思い描くとき、それはお招きするゲストの方がたのお好みに合った演出、 またはファミリーの記念となるセレモニーなど色いろ考えられます。 もちろん日本の伝統的な茶道も、精神性を含んだ最もハイレベルなお茶の文化を伝承しています。 それは西洋的なティーセレモニーと何ら変らぬ人々の心の満足を感じさせていることでしょう。 ただ、流儀がありそうで無さそうな?しかし、そこにはくつろぎを得る時間のために演出されたステージとして 考えたとき、皆様お一人お一人が楽しみながら過ごす時間のひとつとして気軽に演出していただきますよう。 「KOTETSU流アレンジ」をどうぞ楽しんでいただくことが出来ましたら光栄です。 どうぞ時代を再現するティータイムのみにとらわれず、その時々に感じるインスピレーションで素敵な方がたとの ティータイムをエンジョイされて下さいませ。
  ▲ トップへ戻る

061|062|063|064|065|066|067|068|069|070|071|072|073|074|075
041|042|043|044|045|046|047|048|049|050|051|052|053|054|055|056|057|058|059|060
021|022|023|024|025|026|027|028|029|030|031|032|033|034|035|036|037|038|039|040
001|002|003|004|005|006|007|008|009|010|011|012|013|014|015|016|017|018|019|020